好立地かつハイクオリティ立ち寄り湯【竹瓦温泉】
はじまりは別府駅から
基本的に別府には船で訪れるようにしてる
大阪から船乗って雑なバイキング食ってクソして雑魚寝したら勝手に別府に到着してくれる
そうなれば旅の玄関口として機能するのが別府駅となり、別府駅から旅がスタートすることが多い
結局この像が誰なんか なんなのかわからん
けど曖昧なものは曖昧なままにしておくのが良いこともある
この像は抽象的な別府の象徴として心の片隅に置いておきたい
さて別府といえば温泉であり、とりあえず別府に着いたらどこの温泉に行けばいいのか
俺の答えとしては竹瓦温泉一択! とにかく無心で竹瓦へ足を運べ!!
路地裏
そして別府駅から竹瓦温泉へ向かうときに、ちゃんとメインストリートを通るのはもったいない
この前、お天気キャスターの片平くんみたいな顔をしているから一生関西かと思えば北九州に飛ばされた友人Oが、「別府はメイン通りから外れた路地に風俗街が広がっているのがええんよな」と言っていて、それや!となった
別府の路地裏は 品がない
しかしそれが最高なんよ
メイン通りを一本外れたら素晴らしい世界が広がっている
家族連れが迷い込んだらえらいことになるけど、若い連中でのガヤガヤ旅行の際はこの路地を散策することをオススメする(ちなみにメインストリートにも普通に野良ネズミとかいてそれはそれで楽しい)
いざ竹瓦温泉へ
そして路地を抜けると急に現れるのが竹瓦温泉
その佇まいに思わずため息が出る
ここでは、地元民御用達の内湯と、おそらく観光客をターゲットにした砂湯に入ることができる
どちらも素晴らしいので、できたら両方入ってほしいかも
ちなみに内湯だけなら110円で入ることができるので、別府について何をしていいかわからなければとりあえずここの温泉に入れば、金をかけずに時間を潰せてボーッと行程も考えられる
内湯
のれんをくぐると、歴史ある温泉施設によくある、脱衣場と浴場が一体化した空間に出迎えられる
このタイプの浴場は開放感があって大好きで、有名どころやと山代温泉の古総湯もそういう空間やったと思う
お湯は激アツ
地元民御用達温泉にありがちな、老人マウント温泉である
歳を重ねてご高齢になられた老人の皮膚感度はバグっていて、そのバグを正当化させ、むしろ若者よりも優位な点であるとして考え出されたのが、各地に点在する「老人マウント温泉」である
ここは先人に敬意を払い、マウントの波に飲まれよう そして、耐え難きを耐えるのである
しかし耐えれなかった俺は浴槽のフチに腰かける そこに一喝
「そこ座ったらあかんよ」
壁を見るとフチに腰かけるのを禁止する張り紙が 素直に反省するしかない 直哉の直は素直の直だと両親に教えられた
しかしお湯自体はもちろん素晴らしく、また建築物としての美も楽しめて、内湯に入るだけでも訪れる価値があるのは間違いない
砂湯
まず全裸になり、その上から浴衣だけを羽織って砂場へ
周りに普通に女性もいるので少し恥ずかしくなる
こういうシチュエーションになったときに必ず漫画クレヨンしんちゃん第2巻の「ほ〜〜〜ら」が思い浮かぶ いつか本当にやってしまうと思う
時間は10分だったか15分だったか、不幸なことにこのとき大阪に帰る最終電車の発車が30分後くらいに迫ってて割と切迫した場面やった
それもあって汗が止まらない 指宿で経験したのよりも熱い気がする
砂湯は本当にやった人にしかわからんけど、地球と一体化するようなスピリチュアルな感覚になるので、これも機会があれば是非やってもらいたい
砂湯から出ると発車15分前
慌てて着替えて、ちょっとしたええ女くらい髪シトシトのまま特急に乗り込んだ
アクセス
名称
竹瓦温泉
住所
アクセス方法
JR別府駅から徒歩10分